「教育」における私の考え③
こんにちは、HILLOCK代表の堺谷です。
今日は「教育」における私の考え【その3】をお届けします。
これまで『その1』では、教育ってそもそも上から「こういう人になりなさい!」など、下に流れるものじゃなくて、どうなりたいかは子どもが決めるもんだし、その環境作りを大人がサポートしてあげましょうよ!という話をしました。
そして『その2』では、「教育は学校教育だけでは難しいよね」という問題提起から、
世界も社会も個人も「多様化」の時代だからこそ、親としては、お子さんが自分自身で「自立と教養」を学び取ることを幼い頃からサポートしてあげることがこれからの教育ですよ!とお伝えしました。
(「その1」はこちら:https://www.hillock-school.com/949/)
(「その2」はこちら:https://www.hillock-school.com/967/)
でも、そんな話をすると「堺谷さん、親として子供の自立と教養をサポートしたらいいんですね。でもどうやってするんですか?」と感じるかと思います。
ということで今日は「ご家庭で出来るお子さんの自立をサポートする方法」という話です。
ここでは上の表にあるように、「自立に向けての課題」と「ご家庭でのサポート案」と2つの軸で見ていきたいと思います。
日本人の性格を理解する
おそらくあなたは日本をベースにした教育を受けようと考えていると思います。
ですので、まずは「日本人の性格や環境」を理解した上でお子さんの自立をサポートする方が、お子様の自己防衛にも繋がります。
自己防衛というのは、親としては避けたい、お子さんのいじめ、体罰などのネガティブ要素から身を守るということです。
まず日本人は「自立が弱く・同調圧力が強い」傾向にあります。行動パターンとしては、
・周りを伺うことが多い
・周りの意見に合わせることが多い
・自分の意見を言えない
・多数派の意見が正しいと思う
・少数派になるのが嫌
といったところでしょうか。
そういう自立していない人間が多いので、同調圧力が高くなる。同調圧力が高いので、自立しにくい。
セットみたいな感じです。
何の影響なのかは私にもわかりません。(儒教?五人組や隣組などの相互監視?学校の号令文化?でしょうか?)
ただ、そういう日本人の性格や環境があることをまずは大人であるあなたが理解することが重要です。
その日本人特有の「自立が弱く・同調圧力が強い」というのが「自立に向けて」の1つの課題です。
自立に向けては同調圧力と戦う必要があるのですが、一人で全面戦争するのは現実的ではないと思います。
同調圧力(およびそれによるストレス)は、いじめ、体罰、パワハラ、セクハラの根っこで、大人でも対処が難しい。
下手をすると命にかかわる問題になりますので、自己防衛の知恵は子どもに伝えておきたいです。
その「ご家庭で出来るサポート案」としては、「目の前の世界が全てじゃないよ」というメッセージをお子さんに伝えることです。
細分化すると「3つ」に分かれます。
①世界は広いを感じる体験(海外がシンプル)
②学校以外に逃げ場を持つ
③親以外に信頼できる大人を持つ
です。
日本で過ごしていると、あなたのお子さんの個性や自立を良しとしない人や環境に出くわします。
そこで、そんな目の前の状況を鵜呑みにしてしまうとせっかくの個性や自立が潰れてしまいます。
だからそんなことにはならないように、
①親として海外旅行に連れて行って、いろんな世界があると体験させたり、
②学校以外に心を許せる友達がいる、居心地の良い場所を作ってあげたり、
③親以外にお子さんが信頼できる、またはお子さんの味方になってくれる大人を持つ
ことが、自立をサポートすることに繋がります。
特に③に関しては、子どもは親には相談しないケースもあるでしょうから、親以外に頼れる大人がほしいところです(親にはダメな自分を見せたくないので)
いかがでしょうか?
今日のまとめとしては、日本人の性格を理解しつつ、ぜひお子さんには「目の前の世界が全てじゃないよ」というメッセージを伝えてもらい、個性や自立をサポートしてあげてください。
少し長くなりましたので、続きは次回に書きます。
HILLOCK代表 堺谷
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