子供の英語を”評価しない”理由:じゃあ、いつ評価するの?
こんにちは、HILLOCK代表の堺谷です。
前回のブログでは、HILLOCKのこだわりの1つでもある「子供の英語を”評価しない”」について、「なぜ子供の頃に英語を学ぶのか?」に触れながら「評価しない5つの理由」をお伝えしました。
詳しくは前回のブログ(https://www.hillock-school.com/810/)をご覧いただけると嬉しいのですが、簡単に「評価しない5つの理由」について述べると、、、
①子どもの英語のスキル評価は難しい(測りたいことが測れない)
②子どものやる気をくじくリスクが高い
③わからないことも(わからないことこそ)学びだと伝えたい
④実践的なアプローチをしたい
⑤細く、長く続けるサポートをしたい
でした。
これらはベースとして、子供達目線のことを最優先に考えた理由から生まれています。
とはいうのものの、やはり親として「評価」は必要、、、ですよね?笑
そこで今回は「子供の評価」についてお話ししようと思います。
できる・できないの評価は中学生からで十分
まず、いきなり今回の結論になってしまうのですが、出来る・出来ないの評価は「中学生」からで良いです。
むしろ小さい頃には、「出来る・出来ない」の切り口ではなく、「楽しいね・びびらなくていいんだよ」と言った感覚を後押しするべきです。
なぜなら、そもそも論として、低年齢の子供たち、特に10歳以下に対して評価をするのは、デメリットの方が大きいからです。
というのが、どうしても評価すると、評価基準との比較に大人も子供も意識が集中してしまいます。
そうなると「4級に受かったら、次は3級」「次は準2級、、」などと、親が子どもができなくなる地点にたどり着くまで張り切っちゃったりするんです。。汗
子どもはそれで疲弊し、英語嫌いになってしまう。。
英語嫌いになると、アレルギー反応のように英語を拒絶。。今まで親がかけた努力は水の泡になります。。
ですので、小学生までは英語に対する「楽しさや意欲や興味」などの’’感覚’’こそが大切で、そして結果として、コミュニケーション能力がついていくのであれば最高だとお考えいただければと思います。
まさに「細く長く楽しく」の考え方です。
「とにかくやめない」というだけで英語獲得の効果はかなり高いものがあると思っていてください。
小学生で評価して欲しいこと
ここではあえて「評価」という言葉を使いましたが、ぜひ子供たちの(英語の)成長において、見て頂きたいポイントをいくつか述べたいと思います。
・1つのことを10年間続けたことの大切さ(→幼いうちから継続できた)
・できることの自信(→どんなに小さくても出来たという成功体験)
・ナチュラルスピードの英語をたくさん聞いた。なので、生の英語もなんとなくわかる(→ネイティブの英語についていけた)
・わからなくても楽しめる心の余裕
・長文でもひるまない(→難しい壁にも屈しなかった)
・ロックやポップスの名曲たくさん覚えた
・アメリカの理科の教科書、なんとなく理解できる
・世界って広いな(→世界への関心を持てた)
などなどがあります。全てに共通しているのが「経験や体験」という事です。
これらは全て「出来る・出来ない」という視点で見ていません。
これら実践に近い経験から生まれた「広くて大きな基盤」が「大人になった時に実践的なコミュニケーション能力」のベースになっていくのです。
ですので、決して「出来る・出来ない」の軸で子を見るのではなく、ご自身の子供が何かしらの経験や体験をした時に成長しているんだと、暖かい目で見ていただけると良いのかと思います。
HILLOCK代表 堺谷
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