発達段階「2歳児」への対応

発達段階「2歳児」への対応

2021年1月27日 子育てサプリ

こんにちは、HILLOCK代表の堺谷です。

 

「子育てのヒント」として、「発達段階」を知ることが子育てに行き詰まらず、毎日を楽しむための現実的な対応だよとお話ししています。(発達段階?と感じた方はこちらをご覧ください:https://www.kids-island.biz/supplement4

 

今日はタイトルにあるように「2歳児」への対応です。

 

2歳児の「特徴」

2歳~3歳の間は、次のような「6つの特徴」が見られることが多いです。

 

【特徴①】足腰がしっかりして、手先も器用になり、自分でいろいろと挑戦します。

 

【特徴②】できることが増えて、自信に満ちた1年となります。

 

【特徴③】感情も複雑になり、表情も豊かになります。

 

【特徴④】かなり感情のコントロールはできるようになってきますが、一度スイッチが入ると、ぐずって言うことを聞かなくなります(衝動性が残る時期)

 

【特徴⑤】親子分離するとほとんどの子どもが泣きますが、養育者以外の優しい大人に愛情を表すようになります。

 

【特徴⑥】友だちに興味が出てくるけど、貸し借りはできない(つまり、一番もめる時期です)。

 

2歳児のお子さんがいらっしゃる方は「そうそう!」と共感できる部分が多いのではないでしょうか?

 

この時期は、赤ちゃんから幼児に最もダイナミックに発達する1年と言えます。

 

1年前の写真と比べてみて下さい。とても成長・発達していることに気づきます。

 

それだけに、大人の感覚だけで考えると「よくわからない」時期でもありますし、発達の見え方として個人差も大きい時期です。

 

ですので、大前提として「他のお子さんと比べないこと」が重要です。それは誰の得にもなりません。

2歳児の「対応」

では、「他のお子さんと比べない」ことを踏まえて、大きく「4つの対応」を行なっていきます。

1)アタッチメント

アタッチメント(=スキンシップ&語りかけ)は引き続き大切です。

 

「スキンシップ」はハグ、コチョコチョ、スリスリなど何でも。抱き癖をつけるくらいベタベタが良いです。

 

「語りかけ」では、子どもや保護者の気持ちや行動を描写や質問してあげるといいでしょう。

 

例えば、「うれしいね」「〇〇は楽しいね」「今、歩いているんだね」「怒っているの?」「今、ママはお掃除しているよ」などです。

 

京大総長で霊長類研究の権威が、以下の旨を言っていました。

 

「人は霊長類から急激に進歩してコミュニケーションのあり方が追いついていない。信頼を得るには、一緒に共感できない感覚(触覚、味覚、嗅覚)を共有することが大切」

 

だと。

 

ここからは私の感覚ですが、「特に小さい頃にきっちりとスキンシップをしたり、ご飯を一緒に楽しんだり」というのは大切なんじゃないかと思います。

2)割り切りポイントを決める

言うことを聞かなくなったら、やるだけのことはやって、それ以上は割り切ることも重要です。

 

3歳になればある程度は落ち着いてきます。3歳までの我慢です。もうそこまで来ています!

3)親子分離に挑戦してみる

親子分離に挑戦してもいい時期です。親と離れて過ごせるようになると、経験(自立や社会性)はぐっと広がります。

 

「①自分のことは自分でする」「②お友だちと集団生活をする」この2つはご家庭だけだとなかなか難しい活動です。

 

特に、②は非認知能力(社会性、やり抜く力)などが開花するのに必要な環境・機会と考えられています。

 

習い事なども活用しながら、お子さんの「経験の幅」が広がるような工夫をしてみて下さい。

 

子どもは2歳を超えると、おおむね「オフィシャルな顔」を持つようになり、家の中では見られないしっかりとした姿を示すようです。

 

「お弁当を全部食べているようですが。 家だと〇〇」
「お友だちに手が出たりしてませんか? 家だと〇〇」
「片付けとか自分でしているのですか? 家だと〇〇」

 

個人面談をしますと、実際ほとんどの保護者から質問されます。

 

私たちはスクールでの姿しか見ていませんので、逆にびっくりしてしまいます。

 

「親と一緒だからできる経験」「離れているからこそできる経験」がある

 

ようです。どちらも経験しておいた方が、豊かな経験と言えるのではないでしょうか。

 

少し話はズレますが、専業主婦の子育てで週に1~2回預けることは、お母さんのストレス解消につながります。

 

あとは、ご家族始め上手くサポートを得て、余裕のある状態で子育てをすることをお勧めします。

4)同年代の子どもと過ごす時間をたっぷり取る

友だちとのやり取りから、実にたくさんのことを学びます。

 

ですので「どんどん外遊び」をすることをお勧めします。

 

運動することで脳も刺激を受けます。体、心、認識面、全ての行為は脳の働きと密接にかかわっているからです。

 

友達同士のモノの取り合いも、成長のステップだと理解しましょう。

 

ここも対応が難しいことがありますが、ある程度のモノの取り合いは必要です。

 

「共有(Sharing)」は3歳児でも重要となってくるので、次回に述べたいと思います。

 

2歳児は大きな変化がある時期で、大変さやストレスを感じる時期ですが、同時に振り返った時、色々な「なつかしさ」を感じさせてくれる時期でもあります。

 

過ぎさればあっという間、そして、確実に過ぎさります。

 

お母さんとしては、周りのサポートを得ながら「ストレス解消・気分転換」を意識してください。

 

子育てを楽しまなきゃ損ですからね。

 

HILLOCK代表 堺谷

 

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