「学校英語」と「使える英語」について
こんにちは、HILLOCK代表の堺谷です。
今日は違う切り口で話したいと思います。それが「学校英語」と「使える英語」について。
今年から学校での英語教育のあり方がどんどん見直されていて、素晴らしいことだと思います。
日本の教育ではどうしても「大学の受験対策」が優先されるところもありますが、今回の教育改革実施計画でそこもかなり踏み込んでいるようですので、長期的には大きな効果が期待されるところです。とはいうものの、、、
「教育改革」実施後も「学校英語」はあくまで『基礎』
です。今回の教育改革で「これでようやく日本人は英語をしゃべれるようになる」という誤ったメッセージを世間に伝えることにならないかとが心配です。
英語教育に携わっている方々であれば、以下の「3つ」のことはおそらく共感いただけるのではないかと思います。
①教育改革実施後も学校英語はあくまで基礎にすぎない。
②例えば、高校卒業時の目途である英検2級(~準1級)だと楽しく旅行したり、外国人に道案内くらいはできるようになるかもしれない。
③しかし、ビジネスで使えるレベルになるには「自助努力」が必要
ということです。ちゃんとした「事実」を世の中にしっかり伝えていないと、何年かして「こんなはずじゃなかった」という声が起こりかねないと思います。
例えば、「音楽の授業」でピアノを弾けるようにはならないと思います。弾けるには、幼少期からピアノ教室に通うなど、毎日練習をしないといけない。
甲子園に行くには、「体育の授業」では不十分ですよね?強豪校に入って毎日ハードな練習をしても行けるか行けないかの世界です。
ですので、何でもそう、公教育で得られるのは基礎の基礎に過ぎないということです。英語をツールとして使いこなせるレベルになるには、追加での訓練が必要なのです。
ですから「学校英語」と「実際の英語」には当然ギャップがあります。
ただ、これを聞いて「学校教育ではダメなのか、、、英語をスラスラ話せないのか、、、」とガッカリする必要はありません。
その「ギャップを埋める方法」があるのです。そちらについては次回のブログで書きたいと思います。
本日は、教育改革で英語教育は良い方向に進むことを期待しつつも、まだまだ「学校英語」と「実際の英語」にはギャップがある。ということを知っていただきたいです。